成らぬ堪忍するが堪忍

【読み方:ならぬかんにんするがかんにん、分類:諺】

成らぬ堪忍するが堪忍は、堪忍できないようなことを堪忍するのが本当の堪忍であることをいいます。これは、我慢できないことをこらえるのが、本当の忍耐であることを意味し、最後まで耐え通さなければ、それまでの我慢も無駄になるという教えにもなっています。

なお、本用語と似たようなものとして、「堪忍辛抱は立身の力綱」や「堪忍の忍の字が百貫する」、「堪忍は万宝にかえ難し」、「忍の一字は衆妙の門」などもあります。