飛んで火に入る夏の虫

【読み方:とんでひにいるなつのむし、分類:諺】

飛んで火に入る夏の虫は、自ら進んで危険や災難の中に飛び込むことの喩えをいいます。これは、明かりにつられて飛んで来た夏の虫が、危険とは知らずに火に触れて焼け死ぬことに由来し、自分から危険なところに身を投じることの喩えとなっています。また、本諺は、通常、優勢な側が劣勢な側に対して使うことが多いです。

飛んで火に入る夏の虫

なお、本諺(飛んで火に入る夏の虫)と似たようなものとして、「飛蛾の火に入るが如し」や「我と火に入る夏の虫」、「手を出して火傷する」などもあります。