艱難汝を玉にす

【読み方:かんなんなんじをたまにす、分類:諺】

艱難汝を玉にすは、「艱難辛苦汝を玉にす」とも言い、苦労や困難を乗り越えることによって立派な人間になれることをいいます。これは、西洋の諺(ことわざ)である「Adversity makes a man wise.(逆境は人を賢くする)」の意訳であり、艱難は「災難や困難」、玉は「美しい石、宝石」を意味します。また、似たようなものとして、「苦労屈託身の薬」や「若い時の苦労は買ってでもせよ」などもあります。

一般に本用語は、逆境(苦労や困難)について人生訓を述べる場合に使われるほか、座右の銘にしている人もいます。