足元を見る/足元に付け込む

【読み方:あしもとをみる、分類:故事】

足元を見るは、「足下を見る」とも表記され、また「足元に付け込む(足下に付け込む)」とも言い、相手の弱み(弱点)につけこむことをいいます。これは、その昔、街道筋や宿場などで、人を運ぶ駕籠舁き(かごかき)や馬方(うまかた)が、旅人の足もとを見て疲れ具合を見抜き、実際に疲れた客(相手)の弱みにつけこんで高い駕籠代(かごだい)を要求したことに由来するそうです。

<本用語の使用例>

・あの会社は、いつも商談で「足元を見る」
・いつも「足元を見られて」、高い値をつけられる
・原発事故後、中東諸国に「足元を見られ」、天然ガスの高値買い取りを迫られた