寝耳に水

【読み方:ねみみにみず、分類:諺】

寝耳に水は、「寝耳に水の入るごとし」の略で、不意(予想外)の出来事や知らせなどに驚くことの喩えをいいます。

「尾張いろはかるた」の一つで、元々は、治水が完全でなかった頃(昔)、川の水がよく氾濫し、眠っている時の耳に水の音が聞こえることから、"不意の出来事に驚く"という意味になったそうです。

その後、寝ている時に、耳に水が入るという意に解されるようになり、今日では、こちらの方で認識している人も若干いるようです。

寝耳に水

一般に本諺は、想定外の事態が起こった様子を表現する際に使われ、ニュースなどでも結構よく目にします。

<本諺の使用例>

・今回の総理の解散日程の発言は、党執行部も寝耳に水だった
・事件について寝耳に水だった大学側は、緊急に記者会見を開いた
・ここまで大胆な追加緩和が決定されるのは、まさに寝耳に水といった状況であった