未曾有

【読み方:みぞう、分類:概念】

未曾有は、今まで一度もなかったことや極めて珍しいことをいいます。これは、サンスクリット語の「adbhuta」が漢訳された用語で、「いまだかつてあらず」を意味しました。また、仏教では、十二部経の一つで、仏の神秘的なことや功徳を嘆じた「未曾有法」というものがあります。

一般に未曾有は、ニュースなどで、「○○大震災では未曾有の大津波に襲われた」や「○○危機が世界経済に未曾有の打撃を与えるとも限らない」というようによく使われます。