絆/紲

【読み方:きずな、分類:人間】

は、「紲」とも記載され、人と人との断つことのできない繋がりや離れがたい結びつきのことをいいます。これは、家族や友人などの"人との結びつき"を離れがたくつなぎとめているものであり、日本においては、2011年に東日本大震災があり、絆の大切さが改めて認識されるようになりました。また、絆という漢字は、日本漢字能力検定協会が毎年発表する「今年の漢字(2011年)」に選出されました。

ちなみに、絆は、元々は馬や犬などの動物を繋ぎとめておく綱のことをいい、古くは平安中期の辞書「和名抄」にもその意味で使用例が見られました。また、その語源としては、「頸綱(くびつな)」や「騎綱(きづな)」、「繋綱(つなぎつな)」、「引綱(ひきつな)」などの諸説があるそうです。

<本用語の使用例>

・師弟関係の2人には強い絆がある
・何百年も祭りを守ってきた地域の絆に感動した
・幼なじみ三人はいつも行動を共にして絆を育んでいた