ケーブルテレビ/有線テレビ/CATV

【読み方:けーぶるてれび、分類:放送

ケーブルテレビは、「有線テレビ」や「CATV」とも呼ばれ、アンテナを用いずに、送り側と受け側(加入者側)とを同軸ケーブルまたは光ファイバーケーブルを用いて伝送する有線のテレビ放送サービス(事業)をいいます。これは、元々は難視聴解消のための共同アンテナによる受信、有線による分配を目的としていましたが、現在では双方向通信や衛星を利用したネットワークサービスを始め、インターネット接続サービスやIP電話などにも使われています。

一般に放送の仕組みは、各局のマスターアンテナで全ての放送を一括受信し、ケーブルを通して直接各加入者(家庭等)に届けるため、BS・CS用のパラボラアンテナやチューナーなどを設置することなく、ケーブルテレビ用のセットトップボックス(STB)を通じて、衛星や地上デジタル放送をいつでも見ることができます。また、全ての番組は、一本のケーブルを通じて直接各加入者に届けられるため、アンテナ受信のように周囲の建物に左右されることも少なく、いつでも安定した画像と音声となっています。

<ケーブルテレビの区分>

●登録に係る自主放送を行う有線電気通信設備

多チャンネル放送や自主放送を主目的とする都市型CATV。

●登録に係る再放送のみを行う有線電気通信設備

旧来の目的である地上波などの再送信による難視聴解消型CATV。